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ケガニ

(毛蟹) Erimacrus isenbeckii は、エビ目・カニ下目・クリガニ科に分類されるカニの一種。北西太平洋の沿岸域に広く分布する大型のカニで、食用に漁獲される。


特徴
最大で甲長120mmに達し、オスの方が大型になる。体は全身が淡赤褐色で、体を覆う殻はあまり硬くはないが、短い剛毛が密生し、和名はこれに由来する。甲羅はわずかに縦長の円形で、鋸の歯のような棘が両眼の間に4つ、甲羅の側面に7つある。

歩脚は太く、甲羅と同様に短い毛と棘が密生する。鋏脚は歩脚よりさらに短く、太さも棘も歩脚と同じくらいである。

日本海沿岸、茨城県以北の太平洋岸からアラスカ沿岸まで、太平洋北西部とその縁海に広く分布する。

水深30-200mほどの、浅い海の砂泥底に生息する。食性は肉食性で、多毛類、貝類、他の甲殻類、小魚などのベントスを捕食する。一方、天敵はオオカミウオやミズダコなどである。

繁殖期は春だが、冬に繁殖を始めるものも少数存在する。メスは交尾後に産卵し、産んだ卵は他のカニと同様に腹脚に抱えて保護する。ただしケガニは孵化するまで1年かかり、メスは通常隔年で産卵する。

また、メスは隔年でしか脱皮できないため、オスより成長が遅れる。繁殖力も低く、乱獲されるとなかなか漁獲量が回復しない。


食用
分布域ではズワイガニやタラバガニなどと並ぶ重要な漁業資源で、おもに籠漁で漁獲される。

塩茹でや焼き物、缶詰などに加工され、身をほぐして色々な料理に使われる。ズワイガニやタラバガニに比べると体が小さく可食部も少ないが、身に甘みがあり、カニミソの量が多い。


類似種
クリガニ Telmessus cheiragonus (Tilesius, 1812)
ケガニに似るが、甲羅の両側が横に尖っており、甲羅の形は五角形に近い。額角は台形で小さな歯が4つあるが、歯に大きさの差は無い。朝鮮半島東岸、北海道東部からカリフォルニア沿岸まで分布し、ケガニよりも浅い海域に生息する。外見も大きさもケガニに似て、利用法もケガニに準ずる。

トゲクリガニ T. acutidens (Stimpson, 1858)
クリガニに似るが、額角の4本歯のうち両側の2つが大きく、中央の2つが小さいことでクリガニと区別できる。また、分布も北海道西岸から津軽海峡を経て東京湾までで、あまりクリガニと重複していない。ケガニ、クリガニと同様に利用される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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